内分泌・糖尿病内科

内分泌・糖尿病内科で扱う主な疾患

糖尿病・脂質異常症・肥満症・高尿酸血症・甲状腺機能亢進症・甲状腺機能低下症 など

糖尿病

何らかの原因によって血液中のブドウ糖が細胞にうまく取り込めなくなり、血液中にブドウ糖がだぶついてしまう病気です。血液中のブドウ糖の過剰な状態が長年にわたって続くと、全身の血管に様々な問題が現れます。具体的には、糖尿病網膜症や糖尿病腎症、糖尿病神経障害などが起こりやすくなります。ちなみに、この3つは「糖尿病三大合併症」とも呼ばれています。さらに、大血管にも問題が起こり、心筋梗塞や脳梗塞などで命を失ってしまうこともあるので、なるべく早い段階で治療を始めることが大切です。

脂質異常症

血液中のコレステロールや中性脂肪の濃度が、正常範囲から逸脱してしまう病気です。長年にわたって脂肪の摂り過ぎなど偏った食生活を続けることにより発症しやすくなります。脂質異常症にはいくつかの種類がありますが、代表的なものとして、高LDL(悪玉)コレステロール血症と、低HDL(善玉)コレステロール血症があります。このうちLDLコレステロールは体の隅々までコレステロールを運び、HDLコレステロールは体に余ったコレステロールを回収します。また、血液中に含まれる脂質である中性脂肪(トリグリセライド)が過剰になった場合も脂質異常症となります。

肥満症

私たちが食事などで摂取したエネルギーは、健康的に生きていくために必要です。しかし、過食などでエネルギーを過剰に摂取してしまったり、十分な運動を行っていなかったりすると、消費されることがないエネルギーが皮下脂肪や内臓脂肪となって体内へ蓄積されるようになります。これによって体重が増えて過ぎている状態が「肥満」です。この状態をそのまま続けていると、健康障害を引き起こしたり、そのリスクが高い状態に陥ったりして、「肥満症」となります。具体的には、肥満の方が糖尿病や高血圧、脂質異常症、高尿酸血症、睡眠時無呼吸症候群などの病気になっているときは肥満症と診断されます。

高尿酸血症

血液中の尿酸値が高い状態が続くと、高尿酸血症と診断されます。ここでいう「尿酸」とは、細胞の代謝や体を動かすエネルギーとして重要なプリン体を分解したときにできる老廃物のことをいいます。尿酸は腎臓から排泄されますが、この腎臓からの排泄量が低下すると、高尿酸血症になります。また、プリン体を過剰摂取する方も、尿酸がたくさん作られてしまうため、高尿酸血症になりやすいです。肥満などの方の場合、その両方の要因が強まるため、尿酸が処理しきれずに血液中に溜まってしまい、高尿酸血症のリスクが高まります。

甲状腺機能亢進症

甲状腺機能亢進症にはいくつかの種類がありますが、代表的な疾患は「バセドウ病」となります。これは自己免疫疾患の一種です。特殊な抗体がつくられることによって甲状腺が過度に刺激され、甲状腺ホルモンが過剰に分泌することで起こります。とくに女性の患者さまが多いです。頻脈、動悸、息切れ、多汗、微熱、眼球突出、手指の震え、体重減少、筋力低下などの症状がみられたときは甲状腺機能亢進症の可能性があるので、詳しい検査を行います。

甲状腺機能低下症

甲状腺機能低下症にはいくつかの種類がありますが、代表的な疾患は「橋本病」となります。これは、バセドウ病と同様に自己免疫疾患が関係していると考えられています。甲状腺の一部が自己免疫によって破壊されてしまうので、甲状腺ホルモンが減少します。そのため、疲労感、体重増加、寒がり、声がれ、むくみ、喉の違和感、無気力、徐脈、食欲低下、便秘など様々な症状に悩まされます。この病気は、圧倒的に女性の患者さまが多いといわれています。

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